テレビショッピングで買ったら返品できなかった
(平成26年4月22日 独立行政法人国民生活センター 見守り新鮮情報第188号より)
便利で手軽なテレビショッピングですが、一方で、さまざまな相談が国民生活センターに寄せられています。
テレビショッピングは、映像や音声を伴って商品の特長がインパクトをもって紹介される反面、返品の可否など消費者にとって重要な事項やデメリットなどについては、表示時間が短く、消費者に十分に理解されないケースがあります。
事例1
母がテレビショッピングで真珠のネックレスを購入した。通常価格10万円のものが半額だったので注文したが、届いたものはテレビと見栄えが違い価格ほどの価値はないように思える。返品を申し出たが断られた。
事例2
テレビショッピングで布団用掃除機を購入した。電話で注文する際「操作は難しくないか」と質問すると、「簡単です」と言われたが、フィルターのカバーが硬すぎて開けるときに指が痛くなってしまう。しかも重いので返品したいが、業者は一度電気を通したものは返品を受けないと言っている。
消費者へのアドバイス
・テレビショッピングなどの通信販売では、事業者が返品の可否や返品期限に関する特約を設けている場合は、それに従うことになります。特約がない場合は、受け取った日から数えて8日以内であれば返品できます。
・印象だけにとらわれず、「商品の使い方」「使用上の制限」「返品できるか」などをよく確認してから注文しましょう。
・困ったときは、お住まいの市町又は県の消費生活相談窓口にご相談ください。
平成26年4月22日 独立行政法人国民生活センター 見守り新鮮情報第188号はこちらから
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