インターネット通販の“偽サイト”にご注意
広島県生活センター発行 くらしのフレッシュ便 令和2年1月号より
広島県生活センター発行の「くらしのフレッシュ便」より広島県内の消費生活相談窓口に寄せられた相談事例を紹介します。
相談内容
インターネット通販で自転車を注文し、相手方の銀行口座に2万円を振り込んだ。振り込むまでは、相手方とメールのやり取りができていたが、振り込み後は連絡が取れなくなり、商品も届かなかった。インターネットで調べると「当社ロゴを利用した偽サイトにご注意ください」と注意喚起が行われていた。正規のサイトだと思っていたが、偽サイトで注文してしまったようだ。返金を求めることはできないか。(40歳代 男性)
アドバイス
相手方の住所地にはがきを送付し、宛名不明で戻ってきた場合は詐欺の可能性が高いです。銀行振込の場合、一旦お金を振り込むと、そのお金を取り戻すことは極めて困難です。警察と銀行に被害を申し出て、振り込め詐欺救済法に基づく口座凍結を銀行に依頼するように助言しました。
(ここに紹介する相談事例は一つの参考例です。同じような商品・サービスに関するトラブルであっても、個々の契約などの状況などが異なれば、解決内容も違ってきます。)
◆事業者の運営者情報をしっかりと確認しましょう。
連絡手段が E メールしかないウェブサイトは危険です。運営者の氏名・住所・電話番号等を確認し、これらの情報が記載されていない通販サイトの利用は控えましょう。
◆極端に値引きをされている商品には注意しましょう。
◆正規販売店の価格よりも、大幅に安く販売されている場合は、真正品であるか慎重に判断する必要があります。複数のサイトをチェックして、異常な値下げでないか確認しましょう。
◆支払方法が銀行振込のみで、個人名口座の場合は十分に注意しましょう。銀行振込は、一旦お金を振り込むと、お金を取り戻すことは極めて困難です。
お困りの際は最寄りの消費生活センター(☎188)にご相談ください。
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