「危険な状態」と、ガソリンスタンドでタイヤ交換を勧められた
2017年10月24日 独立行政法人国民生活センター 見守り新鮮情報第292号より
ガソリンスタンドでの給油中の点検をきっかけに、「このままでは危険」「事故につながる」などと不安をあおられ、本当に必要か疑わしいエンジンオイルやタイヤの交換、修理などを迫られたという相談が寄せられています。
内容
市外へ出かけた際、給油価格が安かったので有人のガソリンスタンドに立ち寄った。給油中に店員が「タイヤの空気圧に異常がある。パンクの可能性がある」と言ってきた。タイヤは溝がすり減っておらず走行距離も1万キロなので交換の必要はないと思ったが、「素人にはわからない。危険な状態だ。このままでは事故になる」とタイヤを外して点検しながら言われ、断りきれずタイヤ交換を了承してしまった。前輪2本の交換で約3万5千円を支払った。(60歳代 男性)
ひとこと助言
★たまたま立ち寄ったガソリンスタンドで交換や修理を勧められても、その場では決断せず、日ごろの点検で車両の状態をよく知っているディーラーや整備会社などに相談して、交換や修理をするか検討しましょう。
★車の所有者や運転者も、日ごろから車の点検や整備を行う義務があります。前照灯や方向指示器の動作、タイヤ・エンジンオイル・バッテリーの劣化具合など、基本的な車の状態は把握できるようにしましょう。
★不審に思ったときは、お住まいの自治体の消費生活センター等にご相談ください(消費者ホットライン188)。
2017年10月24日 独立行政法人国民生活センター 見守り新鮮情報第292号はこちらから
(啓発用資料としてご自由にご活用ください。)