5年で157件、電子レンジで発生する事故
~取扱説明書をよく読んで正しく使いましょう~
令和2年2月27日 独立行政法人製品評価技術基盤機構発表資料より
コロナ感染症対策の外出自粛で、家庭内での電子レンジ使用の機会が増えていると思われます。
2014年度から2018年度の5年間にNITE(ナイト)に通知のあった製品事故情報では、電子レンジの事故は157件あり、使用者の誤使用や不注意による事故が他の製品よりも多く発生しています。ご注意ください。
事故事例
★電子レンジの庫内に食品かすなどの汚れが付着した状態で使用したため、食
品かすが加熱され、炭化してスパークが発生し、出火した。
★使用者が食品を長時間加熱したため、炭化し発煙に至り、周辺を汚損した。
★ゆで卵を加熱した際、加熱されたゆで卵が破裂し、衝撃で庫内のガラスプレートが破損した。
注意するポイント
★庫内の汚れが発火の原因となるので、庫内をこまめに掃除する。
★ターンテーブルが回らない、タイマーが作動しないなど故障が認められたときは使用を中止する。
★取扱説明書や食品に記載されている加熱時間を確認し、これを守る。加熱時間がわからないものは温まり具合を確認しながら少しずつ加熱する。
★食品によっては、取り出した際の振動などで突然沸騰することがあるので、加熱前によくかき混ぜ、加熱時間を短くして少しずつ加熱する。
庫内で発火した場合の対処
★ドアを開けると火が大きくなるので、電源プラグを抜き、火が消えるまでドアを開けない。
★ドアのガラスは高温になっているので、水をかけない。急激にガラスの温度が下がることでガラスが割れる場合がある。
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