冬物の「衣服・履物」の詐欺・模倣品サイトに注意!
-トラブルが冬季に集中して発生-
2018年10月23日 独立行政法人国民生活センター 発表情報より
インターネットの通販サイトで商品を購入したものの、「いつまでたっても商品が届かない」「偽物が届いた」「事業者に連絡しても返事がない」といった相談が引き続き寄せられています。特に近年は、日本の消費者が、冬物の衣服・履物(ダウンジャケットやブーツ等)を購入する時期にあわせて、詐欺・模倣品サイトが登場してくるケースが多くなっており、詐欺・模倣品トラブルが冬季(11月~1月)に集中して発生する傾向があります。普段利用しない通販サイトで商品の購入を検討する場合は十分に注意してください。
相談事例
SNS上の広告で見つけた通販サイトでダウンジャケットをクレジットカードで購入した。「在庫処分80%OFF」とあったが、サイト内もしっかりとした作りになっており、迷わず購入してしまった。商品到着まで1~2週間かかると書いてあったが、あまりにも遅いため連絡を取ろうとしたが、サイト内に連絡先が見当たらなかった。後日、クレジットカード会社からの請求があった。泣き寝入りするしかないのか。
詐欺・模倣品トラブルにあわないためのチェックポイント
◆チェックポイント1
サイト内の情報を確認する。
・日本語の字体・文章表現がおかしい。
・販売価格が大幅に割引されている。
・事業者の住所の記載がない。または、住所の記載はあるが、場所を調べてみるとおかしい。
・事業者への連絡方法が、問い合わせフォームやフリーメールだけになっている。
・支払方法が銀行振込のみになっている。
・利用規約等におかしな記載・不当な記載がある。
・サイト内のリンクが適切に機能しない。
・サイトURLの表記がおかしい。
・サイト内の個人情報等を入力する画面にSSL(情報を暗号化した通信方法)が導入されていない。
◆チェックポイント2
サーバ情報を調べられるサイトで、当該サイト・サーバの情報を確認する。
◆チェックポイント3
インターネット上の当該サイトに関するトラブル情報を確認する。
◆チェックポイント4
当該サイトの運営事業者へ事前に問い合わせを行い、返信内容等を確認する。(返信がない、日本語の字体・文章表現がおかしい など)
トラブルにあってしまったら
すぐに最寄りの消費生活センター等に相談してください。海外事業者とのトラブルについては、国民生活センター越境消費者センター(CCJ)でも相談を受け付けています。
*消費者ホットライン:「188(いやや!)」番
*国民生活センター越境消費者センター(CCJ)
2018年10月23日 独立行政法人国民生活センター 発表情報はこちら
http://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20181023_1.html