消費者トラブル撃退!“だまされん”って思っとらん? Vol.9
広島県生活センター 「消費者トラブル勉強ノート」より
消費者トラブルに巻き込まれないようさまざまな事例と対策を学びましょう。
情報化社会の今、悪質業者も日々新しい商品や手口を考え、高齢者の財産などを狙っています。被害を未然に防止するためには、自分自身が消費者トラブルについて関心を持って学ぶことが大切です。広島県生活センター発行の「消費者トラブル勉強ノート」より、さまざまな事例を紹介します。
事例⑨ 住宅修理サービスのトラブル
経年劣化した屋根を、保険金で修理できると勧誘された。
ある日、Uさん宅に「屋根の修理を無料で見積もります」とリフォーム業者が訪ねてきました。「火災保険を利用すれば、自己負担はなく、全額保険金で修理できる」と言われました。しかし、現在の屋根の傷みは経年劣化によるもの。業者はそれでも大丈夫と言いますが、心配になったUさんは消費生活相談窓口に相談することにしました。
業者の話を鵜呑みにせず、契約内容を確認!
契約前に、修理費用や追加工事の必要性、解約条件など納得がいくまで確認しましょう。また、必要ないときはきっぱりと断りましょう。
ポイント1 契約している保険の内容は自分で確認し、事実に基づいて保険金を請求しましょう。
ポイント2 電話や訪問で勧誘されてもその場ですぐに契約せず、複数の業者の見積もりを取り、慎重に判断しましょう。