大手企業の名前を悪用!買え買え詐欺に注意!
(平成26年4月8日 独立行政法人国民生活センター 見守り新鮮情報第187号より)
国民生活センターによると、 実在する大手企業の株や社債等が販売されているかのように装って勧誘し、お金を支払わせようとする手口の「買え買え詐欺」に関する相談が寄せられています。
広島県でも同様の手口に関する相談が多く寄せられていますので、ご注意ください。
相談事例
A銀行を名乗る男性から「あなたは大手企業B社の株を買えるリストに載っている。購入しないか」と電話があったが、よく意味がわからず断った。
翌日、今度はB社の社員という男性が「自分で自社の株を買うとインサイダー取引になるのであなたの名前で買わせてほしい。後日倍にして返す」と言ってきた。
B社は有名な会社だから間違いはないだろうし、お金ももらえるなら、と思い、指示されたとおりに口座開設料300万円をA銀行に郵送した。
その後も「保証金」などの名目で合計約1500万円支払った。
あまりに高額になったので不安になり、電話をしてみたがつながらない。
消費者へのアドバイス
★大手企業の名前を出すことにより消費者を信用させようとしますが、名前を使われた企業が社債等の勧誘を個人向けに行っているという事実はほとんどありません。
★購入を持ちかける業者が、大手銀行や証券会社の名をかたっているケースもあります。
★いったんお金を支払ってしまうと取り戻すのは極めて困難です。うまい話には耳を貸さず、きっぱり断りましょう。
★困ったときや不安を感じた時は、お住まいの市町又は県の消費生活相談窓口にご相談ください。
平成26年4月8日 独立行政法人国民生活センター 見守り新鮮情報第187号はこちらから