点検商法にご注意ください!
広島県生活センター発行 くらしのフレッシュ便 NO.205(平成29年9月号)より
広島県生活センター発行の「くらしのフレッシュ便」より、広島県内の消費生活相談窓口に寄せられた相談事例を紹介します。
相談内容
自宅に知らない業者が「水漏れがあるか床下を点検させてください」と訪問してきた。点検してもらうと「床下がカビだらけになっている」と説明され、床下換気扇の設置を勧められた。金額が高額だったため契約するか迷っていたら、業者が設置工事を始めてしまった。3日で工事が終了し、その後、契約申込書に記入した。契約申込書の裏面にクーリング・オフについての記載があったので解約しようと思っている。(60歳代 女性)
アドバイス
点検商法の手口について情報提供した上で、クーリング・オフについて説明し、はがきの書き方などを助言しました。また、センターから業者に電話をかけ、クーリング・オフする旨を伝えました。
点検商法は、点検を口実に訪問し、点検後に消費者の不安をあおり、高額な契約をさせるものです。
リフォーム工事の他にも排水管清掃やシロアリ駆除、布団の点検、浄水器の水質検査など様々な手口があります。
【点検商法の注意点】
★「無料点検」、その言葉にご用心!
点検は勧誘の口実です。安易に点検を依頼したり,業者を家にあげたりしないようにしましょう。
★必要ない場合はきっぱりと断りましょう!
勧誘トークをうのみにしてはいけません。その場ですぐに契約せずに、家族に相談したり、複数の業者に見積もりを依頼して検討しましょう。
★不審に思ったときは、すぐに最寄りの相談窓口へ!
契約してしまっても、クーリング・オフや契約の取消しができる場合があります。不審に思ったり、困ったりしたときはすぐに最寄りの消費生活センター等に相談しましょう。
消費者ホットライン 188 (いやや!泣き寝入り)
※ここに紹介する相談事例は一つの参考例です。同じような商品・サービスに関するトラブルであっても、個々の契約等の状況などが異なれば、解決内容も違ってきます。
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