介護ベッド用手すりについての注意喚起
2014年8月15日 消費者庁NewsReleaseより
消費生活用製品安全法の重大製品事故報告・公表制度が施行された2007年(平成19年)5月以降、報告のあった介護ベッド用手すりの事故件数は67件(うち死亡35件)です。
介護ベッド用手すりの使用に際して、これまでに、手すり(サイドレール)とヘッドボード(頭側のついたて)の隙間に首が入る事故、手すりと手すりの隙間に首が入る事故、手すり自体の隙間に頭や腕が入る事故などが発生し、死亡又は重傷の重大事故報告が寄せられています。
再発防止に向けて(介護を行っている方々へのお願い)
◆ご使用中の手すりが新JIS製品かどうかご確認ください
2009年(平成21年)3月にJIS規格が改正され、手すりと手すりの隙間及び手すりとへッドボード(頭側のついたてなど)との隙間の基準が強化され、安全性が向上しました。
新JIS規格ではない手すりを使用する場合、首などが入るおそれがありますので、ご使用中の手すりが新JIS規格でなければ、新JIS規格の製品に取り替えていただくことを奨励します。
◆新JIS規格の製品への取替えが困難な場合など
新JIS規格ではない手すりを使用する場合には、隙間をふさぐ対策を確実にとっていただきますようお願いいたします。
・隙間をふさぐ対応品を使用する(対応品の内容については、各メーカーにご相談ください。)
・クッション材や毛布などで隙間をふさぐ。
・手すりなどの全体をカバーや毛布で覆い、手すり自体の隙間に頭や腕などが入り込まないようにする。
・危険な状態になっていないか、定期的にベッド利用者の目視確認を行う。等
事故の多くは、利用者の身体状況や使用状況によるものと思われるものであり、危険な部分があるかどうかの確認と正しい使い方によって未然に防ぐことができます。
医療・介護ベッドでサイドレール等をご利用の際には、下記「消費者庁NewsRelease」に添付されています「医療・介護ベッド安全点検チェック表」をご利用いただき、必要に応じて対応を行ってください。
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