消費生活センターに相談するとき、どうする?
国民生活センター発行 2020年版くらしの豆知識より
消費生活センター(消費生活相談窓口)では、専門的な知識と経験を持つ相談員が相談に応じています。初めて消費生活センターに相談するとき、相談していい内容なのか、どう説明したらいいかと悩むこともあるでしょう。大切なのは、早く相談することです。1日でも早い対応が解決につながります。
相談できるトラブルは?
★商品やサービスの契約をして事業者とトラブルになった、ある製品を使ってけがをしてしまったなど、消費生活に関するトラブルについて相談できます。
★最近は悪質商法の手口が多様化、巧妙化しているので、自分や家族がトラブルに巻き込まれていても気づきにくいことがあります。何か変だなと思ったら、まずは消費生活センターに相談しましょう。
どんな支援が受けられるの?
★事業者との自主交渉の方法や具体的な解決策などについて助言します。
★高齢で自主交渉が難しい、複雑な案件であるなどの場合には交渉の手伝い(あっせん)をします。
(消費者庁イラスト集より)
相談前の準備
★電話をかける前に、あらかじめトラブル発生時の状況についてメモを書くなどして整理しておくとよいでしょう。
★契約書、広告やパンフレット、保存してある画面やURL、メールなど関係書類を用意しておくとより的確に対応してもらうことができるでしょう。
どの番号に電話すればよいの?
★消費者ホットライン「188」に電話すると、最寄りの消費生活センター等の相談窓口等につながります。
★相談は無料ですが、通話料金がかかります。
被害の未然防止のために
消費者から寄せられた相談情報は、全国消費生活情報ネットワークシステムに登録され、統計的に処理を行ったうえで、消費者への注意喚起、法改正のための基礎資料に使われるほか、悪質な事業者の行政処分などにも活用されます。