インターネットの旅行予約サイトを使う際には注意が必要です
広島県生活センター発行 くらしのフレッシュ便 平成30年7月号より
広島県生活センター発行の「くらしのフレッシュ便」より、広島県内の消費生活相談窓口に寄せられた相談事例を紹介します。
相談内容
1月に旅行予約サイトから8月のホテル宿泊の予約を取った。しかし、事情があってキャンセルすることになり、改めて確認すると、キャンセル料を支払うことになっていた。7か月も前のキャンセルで、ホテル側に損害が生じるとも思えないため、キャンセル料を支払うことに納得できない。(40歳代 男性)
アドバイス
サイトでの申込時にキャンセル料について明記されていたのであれば、払わないと主張することは難しいと説明しました。
インターネットを利用した旅行予約については、今回の相談のように「キャンセル料がかかることを確認していなかった」という相談が目立ちます。インターネットで申込みする際は、消費者自身が、規約にしっかりと目を通し、予約内容やキャンセル料等を確認することが求められます。以下のポイントに注意して利用するようにしましょう。
~インターネットでの旅行予約のポイント~
(1)旅行の解約や内容の変更等は、原則、契約内容に縛られます。申込みを完了する前に、解約料等の条件をしっかりと確認しましょう。
(2)契約の前に、旅行サイトの運営事業者がどこの国の事業者かを確認しましょう。海外の場合には、対応窓口への連絡手段や、日本語の対応が可能かを確認しましょう。国内の場合には、旅行業法の登録がある事業者かどうかを確認しましょう。
(3)予約確認メールや予約確認画面は、旅行が終わるまで保管しましょう。
(4)トラブルになったら消費生活センター(局番なしの188番)等に相談してください。
※ここに紹介する相談事例は一つの参考例です。同じような商品・サービスに関するトラブルであっても、個々の契約等の状況などが異なれば、解決内容も違ってきます。
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