消費者ネット広島「第17回定時総会・記念講演」が開催されました
NPO法人消費者ネット広島では、6月8日(土)14時30分~16時40分、広島弁護士会館3階大会議室にて記念講演と定時総会を開催し、記念講演には51名、総会には98名(実出席36名、委任状出席62名)の方が参加されました。
記念講演 「消費者ネット広島に期待すること」
講師 広島大学名誉教授(弁護士) 鳥谷部茂氏
「消費者ネット広島に期待すること」というテーマで広島大学名誉教授(弁護士)の鳥谷部茂さんにご講演をいただきました。
【消費者ネット広島の立ち上げの経緯】
★1999年6月に「消費者契約法を考える市民ネットワーク・広島」を設立したのが原点である。
★2003年10月にNPO法人格を取得し、適格消費者団体認定に向けての準備を開始。
★2008年1月29日適格消費者団体として、全国で5番目に認定された。
★この間多くの事業者に対して、申入れ等の裁判外の差止請求と4件の差止訴訟を提起している。
消費者問題を取り巻く状況として、架空請求に関する相談件数の増加、インターネットや情報通信に関するトラブルの増加、消費者が売り手となる取引の増加、高齢者が巻き込まれる詐欺的なトラブルの増加等があげられるが、消費者被害の救済と抑止の多様化、民法改正も進められている。
最後に消費者ネット広島に期待することは、集団的な被害回復を求めることができる、特定適格消費者団体の認定を目指してほしい。中国・四国に認定団体が必要である。
2019年度定時総会
冒頭、吉富理事長から開会の挨拶があり、来賓として、広島弁護士会会長の今井光弁護士よりご挨拶がありました。
続いて議事に入り、宗山隆幸事務局長より、第1号議案 2018年度事業報告及び活動決算について提案説明し、福島守監事より監査報告がされ、賛成多数で承認されました。
続いて宗山隆幸事務局長より、第2号議案 2019年度事業計画及び活動予算について提案説明し、賛成多数で承認されました。
吉富啓一郎理事長より、第3号議案 役員選任について提案説明し、賛成多数で承認されました。
その後、理事会を開催し、新理事長木村豊が新しい執行体制を報告しました。
今回の総会にて、吉富理事長が退任されました。
新役員体制
理事長 (代表理事) 木村 豊(弁護士)
副理事長 岡村信秀(県生協連)
副理事長 宮永文雄(学識者)
理 事 石原福子(消費生活相談員) 岡本みどり(消費生活相談員)
川手三枝子(消費生活相談員) 豊嶋佳子(生協ひろしま)
寺本ひとみ(消費生活相談員) 長井貴義(弁護士)
中谷耕策(司法書士) 仁志田訓司(県社協)
根石英行(弁護士) 風呂橋誠(弁護士)
三好禎子(生協ひろしま) 山本一志(弁護士)
監 事 廣島敦隆(弁護士) 福島 守(県生協連)