消費者トラブル撃退!“だまされん”って思っとらん? Vol.12
広島県生活センター 「消費者トラブル勉強ノート」より
消費者トラブルに巻き込まれないようさまざまな事例と対策を学びましょう。
情報化社会の今、悪質業者も日々新しい商品や手口を考え、高齢者の財産などを狙っています。被害を未然に防止するためには、自分自身が消費者トラブルについて関心を持って学ぶことが大切です。広島県生活センター発行の「消費者トラブル勉強ノート」より、さまざまな事例を紹介します。
事例⑫ 太陽光発電の訪問販売トラブル
訪問販売で「売電すれば元がとれる」とすすめられ、高額の契約をした。
以前から太陽光発電システムに興味のあったSさん。訪問してきた業者から「国の補助金が受けられ、電力会社に電気を売ればすぐに元はとれる」と説明を受け、総額450万円の契約をしました。しかし契約書類をよく見ると国の補助金の対象外と判明。さらに売電収入も説明された程ではないことが分かり、解約したいと思いました。
過剰なセールストークに惑わされないで!
売電収入や補助金制度について不正確な説明が行われるケースがあるので注意しましょう。
また、訪問販売で契約した場合は、クーリング・オフが可能です。
ポイント1 長時間の勧誘や契約を急がせる手口も見られます。すぐに契約せず、複数の業者から見積もりをとりましょう。
ポイント2 補助金の受給条件や売電量など、契約前に自分でも情報収集をすることが大切です。
※最近では、電力の小売全面自由化に便乗した太陽光発電システム、電気温水器、蓄電池等の勧誘が行われています。必要性を十分に検討して判断しましょう。