これって消費者被害? 〜よくある相談・悪質商法の手口〜
高齢者はご注意を!!主な悪質商法 の手口
最近の悪質事業者は,「礼儀正しく」,「親切に」近づき,「まめに」立ち寄っては高齢者との距離を縮めていきます。契約を持ちかけたとき,高齢者を断りきれない心理にさせるためです。また,契約を急がせるのも特徴です。
点検商法
「無料で点検させていただきます」と言って屋根や床下,排水枡,あるいは高齢者には見えないモノを点検し,「シロアリがいる」「水漏れがある」などと不安をあおって修理等の契約を勧める。
⇒タダより高いものはない,です。
現金取引商法
訪問販売業者が取引の際に自身の氏名や会社名等を名乗らず,また,契約書も領収書も残さずに現金で取引してしまう。 証拠が残らないため,クーリングオフも困難。
⇒相手が何者か必ず確認を。現金での取引は危険です。
健康商法
高齢者の病気や健康に対する不安に付け込み,健康食品や健康器具を勧め,高額な商品を売りつける。
⇒いわゆる健康食品は病気をなおすクスリではありません。
催眠(SF)商法
特設会場に人を集め,無料の商品や異常に安い値段の商品を配って会場内を得した気分で盛り上げ,興奮状態になったところで高額な商品を売りつける。
⇒御近所に誘われても行かないことです。
開運(霊感)商法
姓名判断や占いをして「名前の字画が悪い」「このままでは不幸になる」などと不安をあおり,運勢がよくなるという商品を買わせたり祈祷を勧めたりする。
⇒占いもほどほどに…
利殖商法
老後の蓄えなどへの不安に付け込み,「必ず儲かる」「高配当」などと有利な点を強調し(ほとんどが架空の話です),高額の融資契約をさせる。最近は複数の会社を装って勧誘する劇場型が流行。
⇒「必ず儲かる」ものはありません。
- このほかにも様々なタイプの悪質な商法があります。
手口は常に変化します。おかしいな,と思ったらすぐに契約せず,誰かに相談することが最強の防御法です。