クリーニングのトラブルを防ぐために
広島県生活センター発行 くらしのフレッシュ便 令和元年5月号より
クリーニングに関するトラブルは、シミや汚れ、紛失によるもの等があります。
クリーニングはそのサービス内容が消費者の目の前で行われないサービスであるため、トラブルが起きても原因の特定が難しく、時間が経過してしまうと解決が困難になるおそれがあります。
クリーニングのトラブルを防ぐために、以下のことに注意しましょう。
<クリーニングに出す前>
・シミや汚れがあるか点検し、ある場合は糸印を付ける等してその箇所を明確にしておく
・外れそうなボタンや装飾品があれば、付け直すか取り外しておく
・衣類のポケットの中等に忘れ物はないかを確認する
<クリーニング店に引き渡す際>
・シミや汚れの箇所や原因を店側に伝える
・上下セットの衣類やベルト等の付属品がある衣類は、店側にその旨を伝える
・出来上がり日を確認して、預かり証は大切に保管しておく
<商品を受取る際や受け取った後>
・預けた品物を全て受け取ったか、依頼したシミや汚れは取れているか等を店側と一緒に確認する
・シミや色落ち、紛失等に気付いた場合はすぐに店側に連絡する
★品物は早めに引取り、異変に気付いた場合はすぐに店側に連絡を
クリーニング業界で一般的に適用される「クリーニング事故賠償基準」によると、トラブルがあった場合、消費者が品物を受け取ってから6か月を経過した時や、クリーニング店が品物を受け取ってから1年が経過した時は、店側は支払賠償を免れるとされています。
★インターネットで申し込む宅配クリーニングを利用する際に
最近では、利用者がインターネットで申し込み、宅配業者を介して衣類の受け渡しを行う、いわゆる「ネット宅配型」のクリーニングの利用が広がっています。店側と直接対面でやり取りすることがないため、疑問点がある場合は店側に問い合わせる等して、事前に十分確認してから利用するようにしましょう。
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