消費者トラブル撃退!“だまされん”って思っとらん? Vol.17
広島県生活センター 「消費者トラブル勉強ノート」より
消費者トラブルに巻き込まれないようさまざまな事例と対策を学びましょう。
情報化社会の今、悪質業者も日々新しい商品や手口を考え、高齢者の財産などを狙っています。被害を未然に防止するためには、自分自身が消費者トラブルについて関心を持って学ぶことが大切です。広島県生活センター発行の「消費者トラブル勉強ノート」から、さまざまな事例を紹介します。
事例⑰ 催眠商法(SF商法)トラブル
「早い者勝ち!」と盛り上がる会場の雰囲気につられ高額な品を購入。
ポストに入っていた「卵、パンが格安!」というチラシを見たUさんは、近所のKさんを誘い特設会場へ出掛けました。早い者勝ちで格安商品を手に入れるうち、「がんも予防できる30万円の健康食品が今だけ10万円!」との声に、思わず分割払いで購入したUさんとKさん。しかし帰宅後、勢いで購入したことを後悔し、消費生活センターに相談に行くことにしました。
「格安」「無料」と誘われても出向かない。
いったん会場に入ってしまうと、雰囲気に呑まれたり、強引に勧められたりして契約してしまいがちです。催眠商法(SF商法)はクーリング・オフが可能です。早めに相談しましょう。
ポイント1 タダで商品を貰えたり、格安で購入できたとしても、最後には高額な商品を買わされる状況に陥ります。
ポイント2 その場の勢いで買ってしまわず、本当に必要な商品なのか、金額は妥当なのか、冷静に考えましょう。