低温やけどにご用心 見た目より重症の場合も
2016年1月8日 独立行政法人国民生活センター 見守り新鮮情報第241号より
カイロやこたつ、電気毛布など、暖かく感じる程度の温度でも、長時間皮膚が接することによって「低温やけど」が起きます。高齢者は若年者に比べて皮膚が薄く、運動機能や感覚機能が低下しているため、重症となりやすく、特に注意が必要です。
事例
【事例1】 こたつで就寝し朝起きると、足の指から出血しており、やけどに気づいた。左足の親指と人差し指を切断し、中指は皮膚移植を行うほどの重症だった。(70歳代 男性)
【事例2】 腰にカイロを貼り、電気毛布のスイッチを付けたまま就寝した。翌朝カイロをはがすと「痛がゆさ」があったので、皮膚科を受診したところ、皮がむけており皮膚の深い部分までやけどをしていると言われた。(70歳代 女性)
ひとこと助言
★低温やけどを防ぐためには、長時間同じ部位を温めないことが重要です。
★低温やけどは痛みも少なく、一見軽そうに見えますが、見た目より重症の場合があります。早めに医療機関を受診しましょう。
2016年1月8日 独立行政法人国民生活センター 見守り新鮮情報第241号はこちらから
(啓発用資料としてご自由にご活用ください)
◇消費者庁発表資料「高齢者のやけどに御注意ください!」には、低温やけどだけでなく、高齢者が不注意や暖房器具等の誤使用によりやけどを負った事故についての事例や注意点、対処法等が詳しく紹介されています。
2015年11月18日 消費者庁 発表資料「高齢者のやけどに御注意ください!」はこちらから