高齢者の消費者トラブル対処法 Vol.12
実際にあったトラブル事例から学びましょう!
広島県内の消費生活センターに寄せられた消費者トラブルの相談から、実際にあった事例を紹介します。身近なところで起こっていることを知り、危機意識を持ちましょう。
また、被害を未然に防ぐため、実際にトラブルに遭った場合の対処法などを学びましょう。
相談事例
携帯電話に「料金が未納。本日中に連絡がない場合は、法的手続きを取る」というSMS(ショートメッセージサービス)が届いた。有名な会社から送られてきているようだが心当りがない。どうしたらよいか。(70歳代 男性)
相談者への対応
架空請求の事例について説明し、同様の相談が多数寄せられていることを情報提供しました。その上で、身に覚えのない請求については、相手に連絡をせずに無視するように助言をしました。
ポイント1
身に覚えのない請求や不審な請求には連絡しないようにしましょう!
★メールで返信したり、電話をかけたりすると、その反応をきっかけに更なるトラブルに巻き込まれる可能性があります。身に覚えのない請求には反応しないようにしましょう。
★架空請求の手口では実在する事業者名をかたる場合があります。実在する事業者名が記載されているメール等が届いても、安易に反応したり、URLをクリックしたりしないようにしましょう。
ポイント2
困ったり、不安を感じたりしたときは、すぐに消費生活センター等に相談しましょう!
★「法的措置を取る」や「訴訟を起こす」など不安をあおるような内容が書かれている場合がありますが、落ち着いて対応しましょう。