債権回収業者を名乗る新手の架空請求に注意!
広島県生活センター発行 くらしのフレッシュ便 令和2年3月号より
相談内容
「未納料金お支払いのお願い」と書かれたはがきが届いた。はがきの内容は有料サイトの利用料金が未納であるというものだが、利用した覚えはない。 具体的な金額は書かれておらず、電話して金額を確認するよう書かれている。差出人をネットで検索すると、実在する債権回収業者だったが当該業者 の住所とは少し違う。また、はがきの消印が全く別の場所になっている。まだ電話はかけていないが、どう対応すればよいか。 (70歳代 女性)
アドバイス
◆センターで法務省のホームページから実在する債権回収業者の情報を調べたところ、はがきの電話番号は当該業者の番号とは異なるものでした。実在する債権回収業者に確認したところ「当社 は未納料金の回収は行っていない。また、先日から同様の情報が複数寄せられている。当社をかたった架空請求はがきと思われる。」と回答がありました。相談者にはこの情報を伝え、はがきは 架空請求であり、無視をするように助言をしました。
◆身に覚えのない請求は無視をしましょう。 相手と連絡を取ったために強迫的な請求をされたり、まだ知られていない個人情報を知られた りしてしまう危険があります。またお金を一旦支払ってしまうと、取り戻すことは困難になります。身に覚えがない請求には絶対に連絡をしないようにしましょう。
少しでも不安を感じたら、すぐに消費者ホットライン(☎188)にご相談ください。
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