80歳以上の相談件数が過去最高に!
~周囲の見守りが一層重要です~
2020年9月17日 独立行政法人国民生活センター公表資料より
2019年度に全国の消費生活センター等に寄せられた相談のうち、60 歳・70 歳代の相談件数が減少しているのに対し、80 歳以上の相談件数は増加 しており、過去 10 年で最も多い件数となっています。
60歳代・70歳代においては情報通信関連の相談や通信販売に関する相談が多く、一方で、80歳以上になると「工事・建築」「新聞」などの相談が多く寄せられるほか、訪問販売や電話勧誘販売によるトラブルが多くなる傾向があります。
相談事例
★大手通販サイトと弁護士をかたる相手からの架空請求で次々にお金を払った。
★自宅を訪問した業者に勧められ、よくわからないまま電力会社を変更した。
★母が、5年後から購読が始まるという内容の新聞の定期購読契約をしていた。
詳しくは報告書本文参照
http://www.kokusen.go.jp/pdf/n-20200917_1.pdf
◆消費者トラブルはひとごとではありません。自分は大丈夫と思いこまず、日頃からいろいろな消費者トラブルについて知っておきましょう。
◆消費者トラブルを防ぐには、周囲の方による見守りも非常に大切です。
高齢者の消費者トラブルを防ぐための見守りチェックリスト
家の様子について
□ 家に見慣れない人が出入りしていないか
□ 不審な電話のやりとりがないか
□ 家に見慣れないもの、未使用のものが増えていないか
□ 見積書、契約書などの不審な書類や名刺などがないか
□ 家の屋根や外壁、電話機周辺などに不審な工事の形跡はないか
□ カレンダーに見慣れない事業者名などの書き込みがないか
本人の様子について
□ 定期的にお金をどこかに支払っている形跡はないか
□ 生活費が不足したり、お金に困っていたりする様子はないか
□ 何かを買ったことを覚えていないなど、判断能力に不安を感じることはないか
2020年9月17日 独立行政法人国民生活センター公表資料はこちらから
http://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20200917_1.html