★見守りのポイント(7)
見慣れないダンボールや新しい商品を見かけたら
{事例}
ヘルパーのAさんが、ひとり暮らしのBさんの家で掃除機を出そうと押入れを開けたら、見慣れない開封済の段ボールが奥の方にしまわれていました。お断りをして中身を見せてもらうと、新品の商品が未使用のまま入っていました。Bさんに聞いてみると、テレビショッピングで購入した物のようですが、詳しいことはあまり覚えていない様子です。ヘルパーのAさんは、事業所を通じてケアマネジャーさんに連絡し、ケアマネジャーさんが遠方の御家族に連絡をとりました。
{ポイント}
・テレビショッピングは、魅力的な言葉や映像で買う気にさせる演出が目立ちますが、重要なことは表示時間が短く、わかりにくいこともあります。
・見慣れないダンボールや新しい商品を見かけた時には、話題にしてみてください。
・本人や御家族が返品や解約を希望されている場合は、お近くの消費生活センターに相談するよう勧めてみてください。場合によっては、ケアマネジャーさんや民生委員さんから、直接消費生活センターに連絡することも必要です。
・認知症で判断能力が低下している場合には、契約を無効にしたり、取り消したりできる場合があります。できるだけ早く御家族に連絡し、成年後見制度の利用などを含めて検討してみてください。
成年後見制度について詳しくはこちらから
広島県ホームページ 「成年後見制度とは」