「当選番号を事前に教えてあげる」はあり得ない!
ロト6などの数字選択式宝くじの当選番号詐欺にご注意ください
(平成26年5月29日 独立行政法人国民生活センター 発表資料より)
国民生活センターでは、インターネットを普段利用しない高齢者などから、「ロト6などの数字選択式宝くじの当選番号を事前に教えてもらうのと引き換えに、高額な情報料や預託金を支払ったが、その後業者と連絡が取れなくなった」といった相談が増えています。
ロト6などの数字選択式宝くじの抽選結果は、抽選後すぐにインターネット上で掲載されるとともに、翌朝の新聞に掲載されます。このインターネットと新聞における掲載の時間差を利用して、発表されていない当選番号があたかも事前に入手できるかのように思い込ませてお金をだまし取る手口が横行しています。
広島県内でも同様の相談が寄せられていますのでご注意ください。
相談事例
突然電話があり、「数字選択式宝くじの当選番号が抽選前に分かる。当選番号を教えるので明日の新聞を見るように」と言われた。教えられた数字が当選していたので信じ、報酬として400万円を支払った。しかし、問題が起こったなどと言われ、番号を教えてもらえず、さらに追加の支払を求めてきた。
消費者へのアドバイス
★宝くじの当選番号が事前に分かることはありません
宝くじの抽選は厳正、公正に行われており、抽選を操ることや、抽選結果が事前に分かることは絶対にありません。当選番号詐欺では、「当選番号を事前に教えてあげる」などと言って、発表されていない当選番号があたかも事前に分かるかのように思い込ませようとしますが、業者から伝えられる番号は既にインターネット上に掲載されている番号です。
★「当選番号を事前に教える」という電話は、すぐに切りましょう
宝くじの当選番号が事前に分かるという電話は詐欺です。話を聞かずに電話をすぐに切り、お金は絶対に払わないでください。
★すぐに消費生活相談窓口等に相談しましょう
少しでも疑問や不安を感じた場合には、すぐに最寄りの市町又は県の消費生活相談窓口や警察に相談しましょう。
★日頃から家族や身近な人による高齢者への見守りが大切です
トラブルにあっている方の多くが高齢者です。日頃から家族や介護関係の方などの身近な人が、本人の様子や居室、居宅の変化などに気をつける必要があります。
平成26年5月29日 独立行政法人国民生活センター 発表資料はこちらから