「話を聞くだけで100万円」「当選したので3億円を支援する」などの誘いに注意!
2020年7月16日 独立行政法人国民生活センター公表資料より
「当選金を受け取ることができる」などとうたって誘導し、登録後にサービスの利用料金等の名目で高額なお金を請求するサイト(利益誘引型のサイト)に関する相談が年間約3000件寄せられています。
消費者庁イラスト集より
相談事例
インターネットで副業を探していると、お金が儲かるというサイトがあったのでメールアドレスを入力し、無料会員登録した。するとレスキュー隊員の40歳代の男性から「話を聞いてくれたら100万円あげる」とメールが届いた。サイトの報酬担当の女性から「報酬を受け取るためには有料会員登録代として1万円が必要だ」とメールが届いたので、コンビニエンスストアでプリペイド型電子マネーのギフトカードを購入し、コード番号をサイトに伝えた。その日のうちに男性から、「100万円を2回に分けて渡す」と連絡があり、報酬担当の女性から「受け取る金額が高額のため、証明書代としてさらに2万円が必要だ」と言われたので、再度プリペイド型電子マネーのギフトカードを購入し、コード番号をサイトに伝えた。しかしその後男性からの連絡が途絶えたので不審に思い、インターネットでサイト名を検索すると、「悪質である」等の書き込みがあった。騙されたと思うので返金してほしい。
こんな相談も
★「携帯一つで稼げる」はずが、お金を受け取るために手続き費用を次々と請求されて支払えなくなった。
★SNSで知り合って相談にのっていた女性にサイトに誘導され、やりとりを続けるためにポイントを購入してしまった。
★「50万円が当選した」とのメールをきっかけに複数のサイトに登録し、お金を受け取るためにポイントを購入してしまった。
★「政府指定救済金に当選し、3億円を受け取れる」と信じて手続き費用の支払いを続けてしまった。
アドバイス
★「相談にのるだけで報酬がもらえる」「自宅で簡単に稼げる」などとうたうサイトに注意しましょう。
★メールやメッセージで、「○○円が当選した」など簡単にお金をもらえる話をされても返信しないようにしましょう。
★やりとりをしている相手を安易に信用せず、冷静に判断するようにしましょう。
◆トラブルに遭ったと感じた場合は、消費者ホットライン「188(いやや!)」番に相談しましょう。
2020年7月16日 独立行政法人国民生活センター公表資料はこちらから
http://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20200716_1.html