体力や体調に合わせた運動を!
2020年10月20日 独立行政法人国民生活センター 見守り新鮮情報等より
新型コロナ禍で、インフルエンザの流行を控え、外出を控える高齢者の運動機能の低下が心配されています。体の機能低下を防ぐため運動を続けるのは大切ですが、ついつい自分に見合わない負荷を与えてしまいがちです。気持ちも運動も余裕をもって行いましょう。
事例
事例1
スポーツクラブでトレーナーの指示に従って反復横跳びをしていた際、体のバランスを崩して後ろに倒れ、左手を骨折した。(70歳代 女性)
事例2
体操教室で片足スクワットを行っていたところ、バランスを崩してしまい 、横にあったポールに左手首をぶつけてしまった。激痛を感じて病院に行ったところ、骨折していた。 (70歳代 女性)
ひとこと助言
★高齢になると身体機能が弱くなり、認知機能やバランス感覚も低下するため、運動中の事故やけがが起きやすくなります。無理をせず、自分の体力やその日の体調に合わせた運動をしましょう。
★インストラクター等から指導を受けるときは、運動経験や持病等を伝えた上で、自分のレベルに合った指導を受けましょう。
★運動前に、熱がある・睡眠不足・下痢がある・体がだるい・前回の疲れが残っているなどの症状が一つでもあれば、その日の運動は中止しましょう。
★運動しているときは定期的に水分を取る、クールダウンを念入りに行うなどの注意も必要です。
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