新型コロナウイルスに便乗した悪質商法にご注意!(速報第3弾)
2020年3月12日 独立行政法人国民生活センター発表資料より
行政機関名をかたる電話、行政から委託されたという業者からの電話には応じないようにしましょう。
相談事例
【事例1】市役所職員を名乗った不審な電話がかかってきた
市役所の職員を名乗る男から非通知で電話があり、「新型コロナウイルスが流行しているので、気を付けるようにと高齢者に電話しています」と言われた。本当に市役所が電話をしているのか。(80歳代 女性)
【事例2】「行政からの委託で消毒に行く」という電話がかかってきた
「新型コロナウイルスの感染を防ぐために、行政から委託を受けて消毒に回っているが、どうか」と、業者からの電話が自宅にかかってきた。行政とはどこか、と尋ねたが答えなかった。費用はかかるのか、と聞くと「面積によって違う」と言われ、要領を得なかった。翌日も同じ業者から電話があり、「新型コロナウイルス感染防止のパンフレットを持参したい」と言われ、要らないと答えて電話を切った。悪質な業者だと思う。(80歳代 女性)
アドバイス
◆市役所などの行政機関の職員を名乗るあやしい電話はすぐに切りましょう。消費者の個人情報の入手や、所在を確認する意図で電話をかける、いわゆる「アポ電」の可能性が考えられます。
◆「行政から委託を受けている」と言って自宅を訪問しようとする業者からの電話には応じないようにしましょう。行政機関が、新型コロナウイルスに関して特定の業者に消毒を委託するケースは、現在のところ確認できていません。業者の来訪に応じると、高額な商品やサービスを勧誘される可能性があります。
◆不審に思った場合や、トラブルにあった場合は、最寄りの消費生活センター等に相談しましょう。
◆今後、新たな手口の勧誘が行われる可能性があります。少しでもおかしいと感じたら早めにご相談ください。
2020年3月12日 独立行政法人国民生活センター発表資料はこちらから
http://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20200312_2.html