ネットショッピング利用の際の注意点
便利に気軽に利用できるネットショッピング。最近では、高齢者の方も多く利用されています。
しかし、ネットショッピングは非対面、多くの場合は遠隔地取引です。
そのため、連絡が取れない・商品未着・返品等に関して、トラブルが多く発生しています。
トラブルに遭わないための注意点
出来るだけ、トラブルに遭わないようにするために以下のことに注意しましょう。また、トラブルが起きた場合、支払ったお金を取り戻すことは容易ではありません。お近くの消費生活相談窓口に相談してみましょう。
- ショップの住所や責任者名、特に電話番号を必ず確認し、表示に不備があるサイトと取引しない。
- 支払い方法について、口座振込の前払いだけでなく、カード支払いや代金引換など複数用意されているショップを選ぶようにする。前払いだけのサイトはなるべく避ける。
- 返品条件を必ず確認する。「気に入らなかった」「色が少し違う」等の理由でも返品できるか、事前に確認しておく。
- 注文した内容、業者からのメールや確認画面は保存しておく。
- 商品が届いたら、すぐ中身をチェックする。注文と違ったり、壊れていた場合は、すぐにショップに連絡する。
参照 国民生活センター 「ネットショッピングは初めてで不安だ。どんなことに注意すればよいか?」
★面倒でも契約の詳細な内容や返品のルールについて、よく確認してから申し込むようにしましょう。
★通信販売にはクーリング・オフ制度がありません。返品はショップで決められた返品ルールに従った上で可能ですが、返品不可の表示がある場合は基本的に返品できないため注意が必要です。
返品特約の表示がない場合は、商品到着後8日間以内に消費者の送料負担による返品が可能です。
マーク類も信頼性の目安になります
ネットショップホームページに掲載されているマーク類が、そのショップが一定の基準をクリアしているかどうかの信頼性の目安となります。主なマークをご紹介します。
★オンラインマーク
オンラインマークは、日本商工会議所・社団法人日本通信販売協会が通信販売事業者の実在を確認し、且つ、ホームページの表記が通信販売の法令等を守っている事業者であることを審査し、使用を許可しています。
★プライバシーマーク
プライバシーマークは、個人情報保護JIS(日本工業規格)に適合したコンプライアンス・プログラムを整備し、個人情報の取扱いを適切に行っている事業者を、財団法人日本情報処理開発協会が評価・認定し、その証としてプライバシーマークと称するロゴの使用を許諾する制度です。
★ジャドママーク
社団法人日本通信販売協会正会員のマーク。協会の会員社は、通信販売広告にこのマークを表示しています。会員社は、 「特定商取引法」 や、当協会の定めた「倫理綱領」を守り、販売活動を行うこととされています。
最近では、お店で販売できる商品のほとんどをネットで購入することができます。ネットを通じて提供される豊富なサービスを、いつでも利用できることは便利ではあるものの、70歳未満の各年代で消費生活相談の第1位を占めており、トラブルの多い取引形態であると言えます。信用できるショップを選択して、安全にネットショピングを楽しむことが大切ですね。