消費者トラブル撃退!“だまされん”って思っとらん? Vol.1
広島県生活センター 「消費者トラブル勉強ノート」より
消費者トラブルに巻き込まれないようさまざまな事例と対策を学びましょう。
情報化社会の今、悪質業者も日々新しい商品や手口を考え、高齢者の財産などを狙っています。被害を未然に防止するためには、自分自身が消費者トラブルについて関心を持って学ぶことが大切です。広島県生活センター発行の「消費者トラブル勉強ノート」より、さまざまな事例を紹介します。
事例① 海外不動産の投資トラブル
倍の金額で買い取ってもらえるはずが買い取りを申し出た会社と連絡不能になった。
ある日、Iさん宅にA社から「カンボジアの土地使用権があれば、倍の金額で買い取りたい」と電話があり、後日、B社のカンボジア土地使用権のパンフレットが届きました。IさんはB社から100万円分を購入し、早速A社に買い取ってもらおうと電話をしましたが、つながりません。その後も、A社と連絡がとれることはありませんでした。
複数の業者が関わる巧妙な手口に用心!
多くの業者が関わる勧誘を「劇場型勧誘」と呼び、巧妙な手口で行われます。
契約内容が理解できないときは絶対に契約しないことです。
ポイント1 海外不動産に限らず、未公開株、社債やファンドなどの商品でも「高値で買い取る」と勧誘されます。
ポイント2 実際に買い取られた例は一度も確認されていません。
知らない業者から勧誘された時点で相談しましょう。