見守りのポイント(13) 障害者の消費者トラブルvol.3
いきなり送られてきた大量の商品と請求書・・・
(消費者庁 障害者の消費者トラブル見守りガイドブックより)
★事例
聴覚障害のある娘あてに大量の商品と請求書が送られてきました。
びっくりして、会社から帰ってきた娘に話を聞くと、同じ聴覚障害の仲間からダイエット商品を買ったというのです。娘は友達に薦められたこともあり、この問題について話したくないと部屋に閉じこもってしまいました。
すぐに消費生活センターに連絡をして娘の様子を相談したところ、親身に話を聞いてくれ、アドバイスをしてくださいました。娘にこの話をすると、娘も実は気になっていたようなのですが、友達との関係を崩したくないために話しづらかったとのことでした。翌日、娘と一緒に消費生活センターに行き、クーリング・オフの手続きをしました。
★気づきと対応のポイント
・聴覚障害によってコミュニケーションが困難な場合、家族と、消費生活相談窓口が連携して対応することが大切です。
・ご本人が相談に消極的でも、周囲の人が相談機関へいつでも相談できる体制を作っておくことが、その後の解決を迅速にします。
※相談方法等は、お住まいの市町又は県の消費生活相談窓口にお尋ねください。