消費者トラブル撃退!“だまされん”って思っとらん? Vol.10
広島県生活センター 「消費者トラブル勉強ノート」より
消費者トラブルに巻き込まれないようさまざまな事例と対策を学びましょう。
情報化社会の今、悪質業者も日々新しい商品や手口を考え、高齢者の財産などを狙っています。被害を未然に防止するためには、自分自身が消費者トラブルについて関心を持って学ぶことが大切です。広島県生活センター発行の「消費者トラブル勉強ノート」より、さまざまな事例を紹介します。
事例⑩ 無料点検をかたったトラブル
羽毛布団の無料点検のはずが気がついたら80万円のローンを組まされた。
「布団の無料点検です。今日が最後のチャンスです。」その言葉に、思わずお願いするYさん。「ダニがたくさん」「このままでは病気に」という言葉に、不安になり80万円の布団を契約。3日後に家族が気づいたため、クーリング・オフができました。「無料点検」をうたい、高額な契約をさせるトラブルの相談が多数寄せられています。
「無料点検です」、その言葉にご用心!
布団の他にも、床下やシロアリ、浄水器や水質検査など手口はさまざま。
では、被害を防ぐためにはどうしたら良いのでしょうか?
ポイント1 その場ですぐに契約をせずに、複数の業者に見積もりを依頼して検討しましょう。
ポイント2 必要のない契約を迫る業者には毅然とした態度で対応して、しつこいときは家族や友人に相談しましょう。