平成25年度の県民生活に関する相談状況について(広島県)
(広島県ホームページより)
広島県によると、平成25年度に県及び市町の消費生活相談窓口で受け付けた消費生活相談は、29,606件で、前年度に比べ2,742件、率にすると10.2%の増加となっています。県内の消費生活相談件数は、減少傾向にありましたが、25年度は増加に転じました。
不当請求・架空請求の相談件数が増加
不当請求・架空請求の相談状況3,373件は、相談全体の11.4%と最も多くを占め、減少傾向にあるものの、25年度は約1割増加しました。よくある事例では、アダルトサイトのワンクリック請求等があります。
「健康食品」「ファンド型投資商品」の相談件数が急増
近年急増している「健康食品」は、前年度の947件から1,734件と、約2倍に増加しています。これは、健康食品の強引な送りつけに関する相談が増加したことによるものです。
また、出資を募る「ファンド型投資商品」も前年度の395件から773件と倍増し、併せて住宅リフォーム等の「建築・工事等」も、前年度と比べて増加しています。その要因は、主に高齢者を狙った投資の勧誘や訪問販売による高額なリフォーム工事・点検商法等に関する相談が増加したことによります。
高齢者からの相談件数が年々増加
契約当事者を年代別に見ると、65歳以上の高齢者の割合は、32.5%と、前年度の26.9%から5.6ポイント増と急増しています。高齢者の消費者トラブルは、年々増加しており、深刻な問題となっております。
★よくある商品・役務別相談件数【不当請求・架空請求を除く 】
(平成25年度:県及び市町)
1位 健康食品 1,734件
健康食品を送りつけようとする強引な電話勧誘、ネガティブオプション など
2位 不動産貸借 1,612件
敷金の返還、借家の明け渡し など
3位 融資サービス 1,147件
住宅ローンの返済、多重債務の整理、過払い金の請求 など
4位 情報提供サービス 1,023件
有料情報サイトの利用、放送受信料の支払い など
5位 商品一般 895件
多数のDM広告・電話勧誘、商品を購入した先の事業者の対応 など
・詳しくは広島県のホームページをご覧ください。主な相談事例等も掲載されています。
平成25年度の相談状況
http://www.pref.hiroshima.lg.jp/uploaded/attachment/130302.pdf