賃貸住宅の原状回復トラブルにご注意!

2026年2月17日独立行政法人国民生活センター公表資

 民間賃貸住宅における賃貸借契約は、退去時において、貸した側と借りた側のどちらの負担で原状回復を行うことが妥当なのかについてトラブルが発生することがあります。

原状回復の問題は、退去時の問題と捉えられがちですが、入居時の問題と捉え、入退去時における損耗等の有無など物件の状況をよく確認しておくことや、契約締結時において、原状回復などの契約条件を当事者双方がよく確認し、納得したうえで契約を締結することが必要です。

相談事例

  • 入居予定の賃貸アパートの契約書に修理費は全て借主負担との記載がある。

  • 賃貸マンションの入居時と退去時の両方エアコンクリーニング代を請求された。

  • 賃貸マンションの退去時、壁紙にソファの跡がついているとして張替え費用を請求された。

  • 賃貸アパートを退去したら、クロスの全面張替えと畳の表替え費用全額を請求された。

消費者へのアドバイス

契約前

貸主側(管理会社や不動産業者、大家等)からの説明や契約内容をよく聞き、わからないことがあればその場で確認するなどして不明な点を無くしておきましょう。

特に、禁止事項や修繕に関する事項のほか、ハウスクリーニング費用はどちらが負担するのかなど、退去する際の費用負担に関する事項も必ず確認しましょう。

入居時

入居する時には、できる限り貸主側と一緒に、写真を撮ったりメモを取ったりしながら、住宅の入居時の状況をしっかり確認しましょう。

入居中

エアコンや給湯器などの入居時に設置されていた機器に不具合や故障が起こった場合や、雨漏りや水漏れなどのトラブルが起きた場合には、すぐに貸主側に連絡して相談しましょう。

退去時

退去する時は、入居時と同様に、できる限り貸主側と一緒に、写真を撮ったりメモを取ったりして記録を残しながら、賃貸住宅の現状を確認しましょう。

賃貸借契約

国土交通省が「賃貸住宅標準契約書」や「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」を示しています。契約を締結する前や退去時に読んでおくと、契約内容を確認する際や原状回復の考え方の参考になります。

◆納得できない場合やトラブルになった場合は消費生活センター等に相談しましょう

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