2024年2月29日広島県・2023年10月27日独立行政法人国民生活センター公表資料より
ネット広告等をきっかけに、簡単に収入が得られると信じて契約したものの、説明と違って、初めに高額な支払いが生じたり、実際は簡単に収入が得られず、借金だけが残ったという副業トラブルが多く発生しています。
事例
「スマホで作業するだけで簡単に稼げる」という広告があったので2,000円でマニュアルを購入した。「SNSでスタンプや定型文を送信して儲ける」とあったが具体的なことはわからなかった。業者から「200万円のサポートプランに入れば、さらに確実に稼げる。サラ金で借りたらよい」と言われ借金して支払ったが、作業内容が簡単にはできそうにない。返金してほしい。
トラブル防止のポイント
★SNSや動画広告、検索で表示されたランキングサイトなどで、「短時間で簡単に稼げる」「放置したままで報酬」といった、安さや気軽さ、メリットのみが強調された文言が用いられている場合があります。こうした文言をうのみにしないようにしましょう。
★副業をする前提として、高額な支払いが必要となること自体が怪しいので、そのような場合はキチンと断りましょう。
★「サポート費用は稼いだ分で後から支払えばよい」などと言われて高額なサポート契約を勧誘されているケースがみられます。事業者の説明をうのみにせずに、どのような作業を行うのか、利益が出る仕組みとはどのようなものかなどを自分で調べて、よくわからなければ契約しないようにしましょう。
◆少しでも不安に思ったら早めに消費生活センター(188)等に相談しましょう。