その警告画面は偽物!サポート詐欺に注意

2024年1月30日 独立行政法人国民生活センター公表 見守り新鮮情報第473号より

 

パソコン使用中に「ウイルスに侵された」と警告画面が出て動かなくなったという事例が多発しています。インターネット利用中に、突然警告画面や警告音が出たら、慌てず、まずは偽物ではないかと疑いましょう。

事例

パソコン使用中に「ウイルスに侵された」と警告画面が出て動かなくなった。大手ソフトウェア会社のマーク等とともに電話番号が表示されたので信用し、電話をすると「遠隔操作で復旧させるのにサポート契約が必要」と言われた。その契約のためにはコンビニで電子マネーを購入し番号の入力が必要とのことで、5万円分購入し入力した。

しかし「入力間違いで無効になった」などと言われ、何度も購入と番号の入力をさせられ、結局約60万円も支払ってしまった。(80歳代)

助言

★インターネット利用中に、突然警告画面や警告音が出たら、慌てず、まずは偽物ではないかと疑いましょう。表示された電話番号には絶対に連絡しないでください。自分で判断できない場合は、周りの人に相談しましょう。指示されるままに遠隔操作ソフトのインストールに同意したり、サポート契約等の支払いのためにと、プリペイド型電子マネー等の購入を求められても応じてはいけません。

 ◆契約や解約について困ったときは、お住まいの自治体の消費生活センター等(消費者ホットライン188)に、警告画面の消去方法などの技術的な相談については、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)の情報セキュリティ安心相談窓口にご相談ください。

電話番号

メールアドレス

偽セキュリティ警告画面の閉じ方(IPA HPより)

★偽のセキュリティ警告画面は、「閉じるボタン」(図1)がない全画面表示状態で画面いっぱいに表示されます。

(図1)
(図2)

そのため、「ESCキー」(図2)を2~3秒間長押しし、全画面表示状態を解除し「閉じるボタン」が右上に表示される状態にします。その後、マウスで「閉じるボタン」を押下したのちに、「サイトから移動する」を選択すれば偽のセキュリティ警告画面を閉じることができます。

★もし、「ESCキー」の長押しで「閉じるボタン」が表示しない場合は、「Ctrlキー」と「Altキー」と「Delキー」を同時に押したのち、電源アイコンをクリックして再起動を選択します。保存していないデータは消える可能性があります。また、再起動の際に起動中のアプリについて「復元」はクリックしないでください。再度、同じ警告画面が表示されてしまいます。
表示された電話番号に電話をしてしまい、遠隔操作接続されている最中にいち早く遠隔操作を切断する場合もこの操作が有用です。

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