2023年11月8日 独立行政法人国民生活センター公表資料より
事業者や公的機関などの実在する組織をかたるSMS等を送信し、パスワードやID、暗証番号、クレジットカード番号などの個人情報を詐取したうえ、クレジットカード等を不正利用するフィッシング詐欺の被害が多く発生しています。送られてきたURLは開かないでください。
事例
大手通販サイトから携帯電話に「会員満期通知」という件名でメールが届いた。メールを開くと、「月会費550円が引き落としできませんでした」と書いてあり「会員ログイン」という記載があったのでタップして遷移した。切り替わったページにはクレジットカード番号を入力する欄があったのでクレジットカード番号を入力した。しばらくして、クレジットカード会社から連絡があり、第三者に5万円使われたことがわかった。どうすればいいか。(2023年5月受付 年代不明 女性)
ひとこと助言
★日頃利用している事業者等からでも、まずフィッシングを疑う。
★フィッシングサイトにアクセスしたと気づいたら、ID・パスワード、クレジットカード番号等は絶対に入力しない。
★フィッシングサイトに情報を入力してしまったら
・同じID・パスワード等を使い回しているサービスを含め、すぐに変更する
・クレジットカード会社や金融機関などにも連絡する。
◆ふだん使っている事業者の公式サイトをパソコンやスマートフォンでブックマークしたり、公式アプリをホーム画面に登録したりしておき、ログインするときは、ブックマークかアプリからアクセスするようにしましょう。
◆日ごろからの事前対策
・セキュリティソフトや携帯電話会社の対策サービス等を活用する。
・ID・パスワード等の使い回しをしない。
・クレジットカードやキャリア決済等の利用明細はこまめに確認する。
・あわせて、利用限度額を確認し必要最低限の金額に設定する。
◆メールは信じないこと。また、早朝や深夜の時間帯は注意力が落ちているため、特に被害に遭いやすい傾向があり、早朝や深夜に操作しないようにしましょう。