部屋を借りるときの注意「賃貸借契約」を理解して、トラブルを防ごう!!

国民生活センター発行2023年「くらしの豆知識」・若者向け注意喚起シリーズNo10等より

親元を離れ新たな生活を始める際に賃貸借の契約をすることが多く、トラブルにならないよう注意が必要です。前回は退去時の原状回復トラブルについてお知らせしました。今回は契約を結ぶ前にどんな注意が必要か考えましょう。

トラブル防止のポイント

★部屋は見学してから決める。

 ネットの写真等の情報だけで契約するのは危険です。居住中のため部屋の内見ができない場合でも、建物の外観や周辺環境は現地で確認し、部屋の内見では広さ・設備・日照等々をはじめ、生活に関する環境なども確認しましょう。

★重要事項説明書の内容を確認する。

 契約の前に契約締結判断に必要な、建物設備の状況、建物使用に関する制限、契約の取引条件に関する事項、退去時の原状回復費用などについての重要事項説明をよく聞き、納得できるまで確認しましょう。

★契約書の内容を理解・確認してから契約する。

 いったん締結した契約を解約するには、契約書に定められた賃料の支払いが必要となります。契約の締結は契約書の内容を十分に確認・理解してから行いましょう。もし、契約の内容に納得がいかず、契約内容の変更を求めても応じてもらえない場合には、契約をしない判断も必要です。

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