2022年6月28日 独立行政法人国民生活センター公表 見守り新鮮情報第424号より
今あるお墓を片付け、寺など墓地の管理者に返還する墓じまいの際に、高額なお布施(檀家をやめるときに寺へのお礼として慣習的に支払う、いわゆる「離檀料」等)を要求されたという相談が寄せられています。
事例
★自宅から遠く、自分も入るつもりはないので、墓じまいを寺に申し出たところ、300万円ほどの高額な離檀料を要求され困惑している。払えないと言うとローンを組めると言われた。(80歳代 女性)
★跡継ぎがいないのでお寺に離檀したいと相談したところ、過去帳に8人の名前が載っているので、700万円かかると言われた。不当に高いと思う。(70歳代 女性)
アドバイス
★離檀料に明確な基準はなく、金額に納得がいかない場合は、基本的には寺などと話し合うことになります。
★墓じまいは勝手にはできず、寺などが発行する「埋葬証明書」などが必要です。家族や親族などを交えるなどして、よく話し合いましょう。
◆分からないことがあれば、お住まいの自治体の消費生活センター等にご相談ください(消費者ホットライン188)。