高齢者のテレビショッピングにかかる消費者トラブル

2025年9月3日独立行政法人国民生活センター公表資料等より

テレビショッピングに関する消費者トラブルは、70歳以上の相談が全体の約8割弱を占め、高齢者からの相談が目立ちます。 テレビショッピングは様々な商品を通信販売で購入できて便利な反面、イメージ違いやキャンセルの可否等に関するトラブルがあります。

 高齢者の消費者トラブルを防ぐためには、日頃から高齢者の生活や言動、態度等を見守り、家族や周囲の方が変化にいち早く気づくことがとても重要です。

相談事例

  • 母がテレビショッピングでマッサージ器を購入したが、叩く力が強くて使えないと感じたため、返品を申し出たが、事業者は応じなかった。
  • テレビショッピングでポータブルバッテリーを購入した。よく考えたら不要なのでキャンセルしたい。
  • 父がテレビショッピングで真空ポンプと真空保存袋を注文した。電話で定期購入を勧められ、断ったにもかかわらず定期購入になっていた。
  • 認知症の母がテレビショッピングで次々と健康食品を注文してしまう。母からの注文はすべて断るよう申し出る先はあるか。

ひとこと助言

  • テレビ広告の情報だけではなく、電話口でも商品についてよく確認しましょう。
  • 返品・解約条件を確認しましょう。
  • 意図せず定期購入になっていないか確認しましょう。
  • 判断力が低下した高齢の家族が次々購入してしまう場合、事業者へ相談しましょう。
  • 不安に思った場合やトラブルになった場合には、すぐに最寄りの消費生活センター等に相談しましょう。
*消費者ホットライン「188(いやや!)」番
最寄りの市町村や都道府県の消費生活センター等をご案内する全国共通の3桁の電話番号です。
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