動画配信・動画共有SNSを視聴中に、国内メーカーと有名大学が共同開発したという商品の広告が表示され、高性能なのに格安だったので購入したところ、「当該メーカー製ではない商品が届いた」「広告で紹介されたものより性能が劣り、おもちゃのようだ」「広告で紹介されていた機能が付いていない」「電源が入らない」などいった相談が寄せられています。ご注意ください。

相談事例
動画配信SNSを見ていたところ扇風機型のサーキュレーターの広告が出てきた。国内の有名メーカーと有名大学が共同開発し、「1秒で室温を●度下げる」と表示されていた。1台6,500円、3台だと11,000円だったため、広告の二次元バーコードからサイトに入り、代引き配達で3台購入した。
しかし、届いた商品は国内メーカーのものではなく、おもちゃのようなもので、まったく涼しくない。
消費生活センターより
本件では、「共同開発」しているとされた国内メーカー、大学ともにその事実はない旨を公表しています。
SNSの広告を鵜呑みにせず、メーカーの公式サイト等で商品内容を確認した上で購入するようにしてください。
今後、通販サイトのトラブルにあわないために、次のような特徴がみられる場合は、注文する前に、信頼できるウェブサイトか否かを慎重に判断してください。
・広告やサイト内の日本語が正しく表記されていない、又は日本語としておかしな表現がある
・類似の商品と比較して、極端な値引きを謳っている
・「1秒で室温を下げる」など、常識では考えにくいほど高性能を謳っている
・市場では希少なものがこのサイトでは入手可能となっている
・支払方法が限定されている。振込先の銀行口座の名義が個人名である
・キャンセル、返品、返金のルールがどこにも記載されていない
・サイト上に事業者の名称、住所、電話番号が明確に表記されていない(日本国内でインターネット通信販売を行う事業者は、「特定商取引法に基づく表記」などとして、名称、住所、電話番号をサイト上に掲載することが義務付けられています)
「おかしいな」「困ったな」と思ったら、まずは県やお住いの地域の消費生活相談窓口にご相談ください。