特殊詐欺に注意!広島県内で被害額が急増しています

ひろしまで暮らすより

「特殊詐欺」誰もが一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。ニュースや新聞等で耳にしたことはあるけれど、「自分には関係ないから」と具体的な内容を知らない方も多いのでは。

自分だけは大丈夫と思われている方も、自分の大切な方が被害に遭わないためにも、特殊詐欺の手口や対策について知り、今日から改めて注意・対策していきませんか。

「特殊詐欺」とは、犯人が電話やインターネットなどの通信手段を利用して、直接会うことなく、現金やキャッシュカードなどをだまし取る犯罪のことです。

最近流行っている手口は?

+で始まる国際電話番号を利用した詐欺電話が増えています

+から始まる電話番号は主に国際電話です。+以降の数字は国番号 (国コード) と呼ばれるもので、日本の国番号は「+81」です。(日本国内で取得した番号を使い国外からかけている)

電話に応じてしまうと自動応答電話やオペレーターにつながり、「有料サイトの料金が未納になっている」などと詐欺の手口に誘導され、言葉巧みにお金をだまし取られるケースが増えています。着信履歴にかけなおすと国際電話料金が発生し、電話に出るだけでも料金が発生する場合もあります。

★国際電話番号からの着信への対策

1. 国際電話不取扱受付センターへの申し込み (固定電話の場合)
 ※国際電話不取扱受付センター0120-210-364 (平日9:00-17:00/通話料無料)

2. 優良防犯電話機の導入 (固定電話)

3. ナンバー・ディスプレイ及びナンバー・リクエスト利用の推進 (固定電話)

4. スマートフォン用の防犯アプリ等の活用 (携帯電話)

警察官を名乗って電話をかけてきて

  • 捕まえた犯人があなたのキャッシュカードを持っていた。
  • SNSのビデオ通話で取調べをする。
  • 口座のお金が犯罪に使われていないか確認するので個人口座に振込して。

などと言って、お金をだましとるオレオレ詐欺です。中には実在する警察署や警察本部の電話番号を表示させて電話をかけてくるなど、手口が巧妙です。

★対策方法は?

<広島県警察減らそう犯罪情報官の直原 順一さんのお話から>

  • 警察はSNSやビデオ通話で連絡することはない。
  • 警察は警察手帳や逮捕状など画像を送ることはない。
  • 警察は捜査等の名目で金銭を要求しない。

◆あやしい電話はすぐに切って、最寄りの警察署または「#9110」 (警察相談専用電話) に連絡してください。

特殊詐欺の手口は巧妙です。詐欺の犯人は、言葉巧みにこちらの心を揺さぶってきます。「犯人と話をしない」「犯人から電話がかかってこないようにする」ということがとても大事です。身に覚えのない電話番号からの着信には出ない、電話をかけ直さないように注意しましょう。

「自分だけは大丈夫」と油断せず、手口や対策を知って被害を防ぎましょう。

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